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JR東京駅南通路にて

東海道線のホームを探す

(7〜9番線)

○被験者からのコメント

・ホームの位置は、通路へもれてくる電車の音・アナウンスや風の流れなどによって判断する

・東海道線のホームの場所は経験から予測し手すりの点字シールにより確認

列車に乗る

○支障内容

・グリーン車両に乗ってしまう

○支障の発生原因

・階段を上った最寄りの車両がグリーン車である

○被験者からのコメント

・蛍光カラーの乗車位置表示は、有効である

・同一ホームを行先の違う列車が使用する場合、「上り電車が発車」と放送されてもどこへ行くのかわからない(例:中野駅の東西線と総武線)

○調査員の考察

・列車情報の音声案内は、唯一に近い判断材料であるため、どの情報が必要であるかという検討が必要

JR横浜駅南口コンコース〜地下鉄のりばにて

列車から降りる

○調査員の考察

・ホーム上の移動は危険だから、コンコースで全ての誘導動線を設定できることが望ましい

地下鉄のりばを探す

○支障内容

・コンコース内でしばし迷い、地下鉄への行き方を一般客に聞いたところ、三角広場内の地下鉄のりば入口まで同伴してくれるが、その後、B1Fで相当混乱する(図3参照)

○支障の発生原因

・西口コンコースから地下鉄へ至る相鉄ジョイナス内には誘導ブロック、視覚案内ともなく、同伴者も迷った

・地下鉄内での混乱は誘導ブロックで分岐方向がわからないことによる

○被験者からのコメント

・もう少しわかりやすい誘導をしてほしい

・階段を下りた所の手すりの点字シールで地下鉄のりばであることを確認

○調査員の考察

・誘導ブロックで分岐方向案内が可能かの検討が必要である

・目的のモノの位置を確認するのは難しく、迷っているという不安感もあることから確認用の表示は有効

 

 

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